【エストニア滞在記23年夏】旧市街を歩くー下町ー

エストニアの首都タリンには、町全体が世界遺産に登録されている旧市街があります。
そしてその旧市街の中は現代的な建物が少なく、どこを歩いても過去に行けるような気分にさせてくれます。

 

この旧市街。
1300年頃から起こりました。
というのも、それまでのエストニアには王国などがなく、集落間での生活だったようです。
それがハンザ同盟と共にエストニアは栄えていきました。
タリンの旧市街には、丘の上の地区と丘の下の地区があり、丘の上の地区に広がった市街地が時代とともに広がっていきました。

 

丘の下の地区(下町)は低く開けているからか、丘の上の地区(上町)よりも広く、軸になる道と広場を中心に町が形成されているようです。
旧市街の西側には城郭を使用して公園が広がります。
堀はそのまま池として、城郭は公園の園路として活用しています。
北から東側にかけて城壁も広がります。


エストニア観光での観光スタート地点は、バスターミナルでもあるViru Keskusになると思います。
まずはViru通りに向かいます。
公園と大通りを抜けると左には花屋が並び、正面にはViru門が立ちます。
この城門がまた旧市街の異世界感を醸し出してくれます。

<<viru門>>

 

viru門を通り過ぎ、viru通りを直進すると両側には様々なお土産屋さんや工芸品店が立ち並びます。
サーレマーが一番有名ですが、エストニアは各所にそれぞれの縫物の柄があるようです。
ここではエストニアのセーターや布などの裁縫・洋服類にはじまり、木工細工や琥珀などのお店も並んでいます。
お土産屋さんのブロックを通り過ぎると、歪な十字路になります。
そこにはきっと中世の格好をした人や小さな屋台が正面にあることでしょう。
そこからは食べ物屋さんがメインのエリア、そして旧市街の下町の一番のエリアです。

 

中世を前面に出したお店はレストラン Olde Hansaです。
どのシーズンも中世の格好の店員が外にいるので非常にわかりやすいです。
雰囲気を楽しむにはよいと思います。

<<Restoran Olde Hansa>>



<<市庁舎の塔>>



そして目の前には旧市庁舎の塔が見えます。
この塔はviru門から見えた奥の塔の正体です。
現在はレストランと展示スペース(?)のようなものになっています。
ちなみに、広場に面している柱の一つに鎖が付いています。
これは罪人を括りつけるのに使用していた名残だそうです。


そしてvir通りの終わりはラエコヤ広場に着きます。
ここはおおくの旧市街に存在する広場と同じ昔の人々の集まる場所、街の中心地でした。
今はイベントや、露店がシーズンになると並びます。
何もない時はただ広い空間です。
360°昔の建物に囲まれた素敵な街を堪能することが出来るでしょう!

<<広場のカフェから>>



 

<<Apteek>>



広場の右奥にはApteekという名前の薬局があります。
1422年創業で、営業しているヨーロッパ(エストニアかも?)最古の薬局なのだそうです。
どちらにせよ、600年も営業しているものすごいお店です。
このApteekでマジパンが始まった説があるそうです。
本当かどうかは知りませんw

 

<<Maiasmokk>>



そして旧市庁舎を挟んで反対の道を抜けるとそこにはMaismokkというカフェがあります。
ここも歴史が古く、1864年創業でタリンで最も古いカフェです。
通りの窓にそのことが書いてあり、そこには観覧車のオブジェがあるのが特徴です。
また、中の別の部屋にはマジパンの販売と加工スペースがあります。
エストニアはマジパン発祥の地の一つとしてマジパン押しなのです。
マジパンのケーキとかありますよ。


ゴリゴリと書いていくとものすごい長さになるので、一旦ここで下町は終了でw
また書いて更新します。