2025年3月に発表された楽曲Messageについて時を経て考えてみます。
- 発表当初の感想
- 発表1か月後くらいの感想(20回くらい聴いた)
- 現在の感想(30回くらい聴いた)
- 総評
その前にまずは歌詞を
●歌詞
Message
作詞 茅原実里・ZAQ
作曲 ZAQ
いま伝えたいことがあるんだ
いまだから伝えられることがあるんだ
唄が魔法になることを知ってるから
届いて
嫌われることがこわかった
薄っぺらいと思われるのも嫌だった
他人と自分を比べて落ち込んで
何者にもなれないから諦めたふりをして
必死にもがいて恥もかいたけど
ひとり またひとり わたしを追い抜いていく
自分を知って 空を見上げて
自分と向き合って 向かい風に打たれて
やるせない日々が続いていく
逃げたくて 消えたくて どうしようもなくて
ただ独りになりたかった
綺麗事 気休め どうでもいいからほっといてほしい
だれの言葉も聞きたくない
でも本当はわかってるんだ
わたしを動かせるのはわたしだけ
答えはちゃんと ここにある
さあ行こう 進まなきゃ
Be free Be the only one
目の前の 今を愛せたら
Be free Be the only one
これからの 未来を信じられたら
わたしの人生 借り物じゃない
あなたの人生 代われやしない
だけど この声がそばにいるよ
与えられたいのち
何度も出会い 何度も別れ やがて死ぬ
結局 人生は前にしか進めない
だからこそ 思い切って立ち止まってみる
だれかにもとめられる理想を
わたしももとめることが正解だと思ってた
でも 他人の言葉に振り回されるほど
人生はちっぽけじゃないんだ
あなたがどんなに苦しくても
最後には眠れますように
迷いたくない 間違えたくない
そう考えてしまう日もあるけど
迷うたび 間違えるたび
またあたらしい景色に出会うんだ
完璧じゃない 歪かもしれない
そんな自分を大切にして
時間がゆっくり動いていく
無傷なままではいられない
それでもまだ見ぬわたしに憧れる
わたしはわたしを貫き通して
あなたはあなたを生きていく
Be free Be the only one
目の前の 今を愛せたら
Be free Be the only one
これからの 未来を信じられたら
わたしの人生 借り物じゃない
あなたの人生 代われやしない
だけど この声がそばにいるよ
ずっと ずっと
- 発表当初の感想
3月1日。MVが発表され私はそれを見て初めましてでした。
最初の感想がロックだな。。。
そしてなんて歌詞を書くんだこの人は。でした。
彼女自身が話していましたが、
・歌部分がZAQさん
・語り部分が茅原実里さん
だそうです。
尚の事そんな棘のある歌詞をあなたが書いたのか!?そう思いました。
正直、あの語りを書いたことが本人なので
「ああ、私たちは彼女に突き放されたのか」と思いました。
ZAQさんが曲をつけたのでお茶を濁したのか?
としか思えませんでした。
- 発表1か月後くらいの感想(20回くらい聴いた)
発表からしばらくして、何度か聞き込み曲の感覚を覚えて聞いた感想です。
この時の感想は最初に聞いた時に比べて随分と柔らかいものに感じました。
最初のころはファンを突き放すように感じましたが、
この時は決別ではなく旅立ちのように感じました。
私の人生は歌という楔でファンと繋がっている。
それ以外はそれぞれに生きていこう。
そして歌を道標に、また会おう。
そんな出会いと別れの歌のように感じました。
これは「歌詞のどこにフォーカスを当てて聞くか」なのかなと思います。
語りにフォーカスを当てると梯子を外したように、突き放したように感じます。
歌に当てると絶望からの希望に思えます。
なのでこの時はそこまで嫌いではなかったですね。
- 現在の感想(30回くらい聴いた)
それから約11ヵ月。
対して聞くこともなくここまで来ました。
とはいえ、時々聞き返す程度には聞いていました。
では今どう思うか。
率直な感想は同じです。
語りは彼女の主張、サビはZAQ(みのりんファン)のアンサー。という掛け合いの歌なのかなと思います。
そしてこの曲は茅原実里なりの”玉置浩二の田園”なのかなと思います。
あの曲は様々な人を挙げ、
何もできないで 誰も救えないで
悲しみ一つも癒せないで
カッコつけてないで やれるもんだけで
毎日何かを頑張っていりゃ
生きていくんだ それでいいんだ
と歌います。
きっと彼女もこのように言いたかったのかなと思っています。
- 総評
今は以前よりもこの曲が好きになっています。というのが素直な感想。
茅原実里さんのYouTubeチャンネルで公開されているMessageのライブ映像。
つまり最初に発表した時を改めてみると、とにかく表現方法がこの一年で変わっている。
きっと彼女自身もこの曲を少し客観的にとらえ、歌えているのでしょう。
最初だから、復帰一発目だから、などとメンタルの差はあると思いますが、
この映像内では歌うことに一生懸命で自分の思いを叫ぶように、誰かに、世界に響いてほしい、だれか私を見つけてと訴えるように自分の内側を歌っているようでした。
言うなれば独り善がりのような、デビューしたての自分を見せることに一杯一杯の若手のような。。。
しかし今回のライブツアーではそんなことはなく、歌を届ける、言葉を紡ぐ、観客に語り掛けるように歌として、バンドとして表現していたように思います。
いつかどこかで見た、「歌は一生懸命/感情を乗せすぎて歌ってはいけない」というのを思い出しました。
感情を乗せすぎると、魂は込めているが、自分が強すぎて、聴く人の心に弾かれてしまう。
聴く人に考える、余韻に浸る余白を持たなくてはいけない。
その余白が、表現したものを観た人の心に染み込んでいく。評価にかわっていく。
そんな言葉を思い出しました。
まさに今回のライブでの表現はロックを人に届けていたと思いました。
さあ、5月はツアーの最終公演です。
どんな雰囲気になるか楽しみです。