こんにちは。
エストニアでは6月30日(金)から7月2日(日)の3日間かけて、歌と踊りの祭典を行っています。
6月30日と7月1日は踊りの祭典で、7月2日は歌の祭典です。
今回の歌の祭典は子供がメインで歌います。
2年後に大人がメインの歌の祭典があります。
一番盛り上がるのは2年後ですが、今年の歌と踊りの祭典も盛り上がります。
まず書いておきたいのは、エストニアには歌の広場(Tallinna Lauluväljak)と言われる大きな野外音楽会場があります。
日比谷の野外音楽堂のレベルではないです。
規模感で言ったら横浜アリーナくらいはあるでしょうか・・・
そんな規模の野外音楽会場にエストニア全国から800団体、25000人もの人々が集まります。
ステージもスタジアムの席のように斜めになっていて歌うためのつくりになっています。
ステージ側は1500~2000人くらいが立てるでしょうか。それくらい大掛かりなもの。
観客席側は自然の高低差を利用し、130m程かけてなだらかに上っていきます。
ここに見渡す限りの人が集まります。
とは言え、今回は大雨の中の開催だったので、観覧者は少しばかり少なさそうとのことです。
皆さんレインコートを着ていました。そういう私も、子供を雨にぬらして観覧するのはできないので自宅で見ていました。見に行きたかったです。。。orz
最初の2日間行われる踊りの祭典は会場が違い、カレヴィ・ケスクスタディオン(Kalevi Keskstaadion)を使用します。
これは地域にある総合陸上競技場を使用します。
ここにもエストニア中から多くの団体が参加します。
エストニア国民は歌の民族と呼ばれるほど歌や踊りが大好きなのです。
なにせソビエトからの脱却に歌の革命を起こしたのですから。
どちらも参加者側の半数は民族衣装などを着ています。
日本のように和服の中にも様々な折り方、染め方、着方があるように、
エストニアの民族衣装もそれぞれ変化がありとても素敵です。
おおよそ共通しているのが、赤が基調のロングスカートと白系のシャツに花柄などの刺繍をあしらっているデザインです。
このデザインを見るだけでも十分に楽しめます。
YouTubeで以前歌の祭典関係の動画を見ていましたが、どの時でも日本と違うなと感じたことがありました。
それはステージも観客も国旗を掲げている人が多くいたということです。
日本でも多くないですが、祝日には国旗を掲げます。
エストニアもそこは同じです。
ですが歌の祭典のような大きなイベントで国旗を掲げることは日本ではないように思います。
一般参賀くらいしか知りませんw
エストニア人は歴史の多くの時期を、誰かからの支配された歴史を生きてきました。
だからでしょうか、エストニア国旗への愛が強いのだと思います。
街中を歩いても色んな場所でエストニア国旗柄を見ます。
この心は本当にすごいと思います。
伝統衣装を着て、祭典の最後の方には教員?裏方?音楽家?にオークの葉で作ったリースを首にかけ、賞するシーンもありました。
メダリストに月桂樹の冠をかぶせるようでした。
今年は踊りの祭典と子供による歌の祭典でした。
2年後は大人による歌の祭典が開催されます。
この時は今回以上に盛り上がるとのことです。
2年後が楽しみです。(そのタイミングでいけると良いけどw)